青木淳悟/憧れの世界

青木淳悟 小説集『憧れの世界 ——翻案小説を書く』

小説家・青木淳悟の小説集『憧れの世界 ——翻案小説を書く』を12月中旬に刊行します。12月1日開催の文学フリマ東京にて初売り、12月5日ごろから一部直接取引をしている書店にて先行発売します。

三島賞作家・青木淳悟はなぜ『耳をすませば』の翻案をくり返すのか?
「耳すま」のはずなのにどこか様子が変
ついに書かれた青春小説

舞台は1995年、主人公は受験を控えた中学三年生。読書に夢中の少女はくり返し図書館へと出かける。

ジブリアニメ『耳をすませば』に材をとるふたつの翻案小説「憧れの世界」、「私、高校には行かない。」を書き、書き換えつづけた著者。くり返される翻案を通じて、著者は何に直面し、何を考えているのか。併録するエッセイではその創作の過程が明らかになる。

直販・一部書店での特典 図書貸出しカード型栞付

目次

「〈青春懺悔の記〉いかにファンでなかったか?」(書き下ろしエッセイ)
「憧れの世界」
「私、高校には行かない。」
「小説家、ジブリを書こうとする ――「失敗から始める」翻案への道」(書き下ろしエッセイ)

著者略歴

青木淳悟(あおき・じゅんご)
一九七九年埼玉県生まれ。二〇〇三年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。二〇〇五年、同作と「クレーターのほとりで」を収めた『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。二〇一二年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。著書に『このあいだ東京でね』、『学校の近くの家』、著作に「水戸黄門は見た」などがある。

書誌情報

四六判268頁、並製本(カバー・帯付き)
定価 2,300円+税
ISBN 978-4-9910743-7-0 C0093
発行日:2024年12月20日
発行者:代わりに読む人
著者:青木淳悟
装画:芦野公平
装幀:コバヤシタケシ
組版:飯村大樹
校正:サワラギ校正部

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