しるもの日記(8)
7月6日(土)〜7月12日(金)

7月6日(土)

朝、湯船で本を読む。デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』から数編。至福の時だなと思う。最近、本を読めていないが、SNSをやる時間でもっと本が読めるはず。読めばたのしい。残りもののみそ汁を飲むと、体のスイッチが入る。

昼過ぎまでかかって黙々と半年に一度の在庫確認とそれに伴う書類作成などなど。一通り送り終えたところで、先週行列だったスタンドバインミーにあらためてフォーを食べに行く。今日は入れた。予想通りやさしい味で、しかもフォーの麺はこしがしっかりあり、食べ応えがある。

それから駅前のドトールで対談の直しを続け、夕方は高円寺に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』展のトークを聴きに行った。その時の気持ちを忘れても大丈夫なように歌にしているし、短歌で書いていることは恥ずかしくない、三輪さんにとっての日記がそういうものなのかもしれない、と岡野大嗣さんがおっしゃっていたのが印象的だった。日記の三輪さんと話せてよかった。ミーハーなのでサインもしてもらった。終わってから近くのマックで原稿を直し、さらにサイゼリアに。

なんだか先週と今週の区別がつかない。伝票の続きをやろうとしたが、やっているうちに倒れるように眠ってしまった。

7月7日(日)

昼までかかって伝票とメールを怒涛のように処理する。ああ、なんか、なにやってるんだろうとちょっと辛くなる。疲れている。落ち込むこともあり、折れそうになっていた。メールを開くのもいやだなと思っていたところに、1通のメールが届いた。感動的な原稿を受け取った。人に原稿を依頼するって、すごいことだなと思った。今この人の原稿を私一人が独り占めしているという状態に感動とも興奮ともちがうよくわからない感情が沸き起こる。これはちゃんと、出さなくては、多くの人に読んでもらわなくては。

夕方、こっそり代官山蔦屋書店に行く。『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する 1』が入っていた。うれしい。家に帰って夕飯を作る。チキンの手羽元と夏野菜をトマトソース煮にしてご飯にかけた。ひさびさの汁ものはカブの味噌汁。この人、すぐカブのみそ汁にするよね、という読者の声が聞こえてくるようだ。仕方ない。カブはオススメなのです。

深夜、ツイッターですごい情報を知る。自分に関することなのだが、しかし確証は得られず。コンビニに走る。でも空振り。やはり確証は得られず。

7月8日(月)

代官山 蔦屋書店と本屋イトマイの店頭のいいところに並べていただいている写真をいただく。ありがたい。何人もの人々がさまざまな形で応援してくださっているのを日々感じている。忘れないように。

7月9日(火)

仕事帰りに駅ナカでちらっと棚を見たら『文藝』秋号が棚に1冊だけささっていた。売り切れ続出と聞いていたし、もっと必要としている人がいるのではとも思ったが、ちゃんと読みますと誓って買って帰る。

7月10日(水)

朝、メールで秋以降のお話をいただく。ありがたい。が、これはもうじきに空きがやってくるということだ。そろそろ、次の本のことを本腰を入れなくてはいけないのだ。

夜、渋谷で後藤明生『挾み撃ち デラックス解説版』(つかだま書房)を挾み撃てなかったのだが、帰りにまたまたJ.S.Curryを食べる。タンドリーチキンと、パクチーと、あと福神漬けの代わりに添えられる角切りトマトの入ったサルサとがルーとよく合っておいしい。また食べたくなる。

帰宅して、対談の直し。怖い話について話しているつもりが、なんでこんなに私は90年代のドラマの話をしているのか!笑 大丈夫だろうか?

7月11日(木)

風邪っぽいのでさっさと帰宅後、夕飯のみそ汁を作った。あとは買ってきたもの。それから伝票作成など。やっと上半期の精算のゴールが見えてきた。パレットへの積み付け方法を検索して、明日に備える。

対談の直しに取り掛かる前に眠ってしまう。締め切りを過ぎているのに、どうにもならない。

7月12日(金)

朝、『『百年の孤独』を代わりに読む』再重版分の荷受。10冊の束を数十個、煉瓦積みをする。玄関が完全にこれで埋め尽くされた。ほっと一息つくと、何やら腰が痛い気がする。

友人が調べてくれて、未確定だった情報が、やはり本当だということになった。裏が取れたので、作戦を練る。